なんだかんだで2年連続平日万博。昨年勝ってりゃこなくてすんだものの、結局来る羽目になってしまった。
万博は一応芝生席がなくなり立見席になった。まぁ、簡単に言うと等々力の一階。アレを50cmくらい高くした感じ。上段まで上がりきれば何とかゲームは見れる。ピッチで行われている前座のガンバ大阪ジュニア(5年生かな?)も良く見える。そしてやたら上手い。完全にフルサッカーになっていて、ちょっと今まで前座で見てきた小学生とはレベルが違う。万博は不思議なスタジアムでオーロラビジョンがホームゴール裏についているというアウェイサポーターに優しいスタジアムだ。これも昨年までは確か電光掲示板だった。改修したのはいいんだけど、どーせだったらデジタル時計もつけてほしかった。アナログの時計はロスタイムに入るタイミングや現在時間ってのが微妙に見辛い。
さて、新潟のスタメンは崩壊確実かと思われていたDFラインに慶治が気合で復帰。Albiwayにも書いたんだけど、この男の状態がゲームに直結するのでまずは復帰した事が心強い。他も前節と全く同じスタメン。つまり貴章はサブ。すげーなジュンジュン。んでも松下の調子が良かったのと慎吾も点決めちゃったからまぁ、妥当っちゃ妥当。貴章の実力は分かってきたのと、本人もフィットしてきたので松下をフィットさせる事を重要視したのかな。今後を考えても悪くない選択肢。
対するガンバは山口、家長、フェルナンジーニョがベンチスタート。調子が悪いってのは本当らしい。A3に代表とハードスケジュールな人気チームは違うねぇ。あ、強豪チームの間違いか。
新潟ボールでゲームが始まるとキックオフ直後から最近恒例となった新潟ペース。エジミウソン、慎吾がシュートを連発。スロースターターよりはよっぽどマシなので全然問題ないのだが、考える能力が残っている時、走る余力が有るときは本当に惚れ惚れするサッカーをする。勲、寺川、梅山、光も小気味良くボールを回す。
大阪は遠藤からのパスを二川、マグノが前を向いて処理できるようになると一気に攻撃が加速。特に二川の流れるような動きはセンスの塊って感じのプレーだ。
失点シーンは松下がDFラインの裏に抜け出そうとするも惜しくもオフサイドに引っかかる。そしてこのオフサイドのリスタートが早かった。中盤でブロックを作りきれないまま遠藤(二川?)から出た丁寧なパスにマグノアウベスが絶妙なタイミングで抜け出すと、喜多のマークをあっさり振り切りGKと1vs1。北野は2度はじいたがマグノアウベスの執念が勝った。3度目のプッシュでゴールゲット。中盤、バック、キーパーと色々文句のつけようは有るんだけど、それぞれの所で防げない失点ではなかっただけに残念。厳しいようだが北野は一度目のブロックでCKに逃げてほしかった。←厳しい意見です
その後も新潟は頑張って攻める。ウメッティーも攻める。光も、慎吾もエジも攻める。残念だったのは高さのあるFWがいなかった事。そしてCKの工夫が足りなかった事。ファーの慶治が折り返したときが一番チャンスになったんだけど、それ以外のプレーは単調で相手に読まれまくっていた。
逆にガンバは前半終了直前。再びセットプレーから得点を重ねる。新潟の右サイドで得たフリーキックを遠藤が蹴るとバンドがソフトタッチで泥臭くゴール。これは厳しい。時間帯で言ったらしのぎたかった時間帯なので出来ればセットプレーを与えたくなかった。新潟としたら攻めながら、頑張りながら、走りながらも無得点。ガンバとしたら、調子が悪いなりに抜け目無く2得点。「勝つための工夫」が良く分かったチームだ。省エネでも勝てる。
後半新潟は更に追い込みをかける。慎吾、松下が積極的に3バックの脇のスペースを突き惜しいクロスを連発。ウメに替えて内田を投入。内田はウメと比べると低くて速いクロスを蹴る事が出来る。山なりのクロスではこの日のシジクレイ、藤ヶ谷を崩す事は難しい。
更に新潟は光に替えて貴章を投入。喜多、慶治、内田の3バックに慎吾、松下を両サイドハーフに張らせる。しかしシステム交代直後のマークがはまりきらない時間帯であっさりとマグノアウベスにゴールを許してしまう。
後半の松下は尽きる事ないスタミナでガンバのサイドを切り裂きまくる。勲と寺のスルーパスが強烈で松下を良く生かしていた。また、替わって入った貴章はストライドの長い独特のドリブルでガンバDFを混乱に陥れる事に成功。ガンバはフィジカル的に強い選手はシジしかいないので、このプレーは非常に有効。
新潟は更にエジを下げて船越を投入。クロスボールやガンバがDFラインでキープするボールに食らい突く船越。松下のクロスも試合終了直前まで冴え渡ったが、ゴール前の仕事は出来ずに試合終了。非常に善戦したのだが、結果は0-3。惨敗である。
1点目、2点目はセットプレーから、そして3点目は4バックから3バックへのシステム交換の直後。システムの代わり際は確かに難しい。特にガンバのように流動的なチームはマンマークで着ききる事に物凄く集中力が必要になってくる。キーパー、CB、ボランチは大きな声でディフェンスをリードする必要があったのではないだろうか?
このチームは調子よくボールを動かしている中でもふとしたエアポケットに陥ってしまう事が多い。シルビーニョがいる時もこの傾向はあったのだが、シルビーニョ離脱後は特に顕著になってきた気がする。この病の特効薬は無い。集中と切り替え。サッカーの基本中の基本だからだ。鈴木監督の「ボールを持つサッカー」というのは「実力どおりの結果が出てしまうサッカー」であるともいえる。バカみたいに当たり前の話だが、それを逆転させる事は本当に難しい。
しかし、中原のマグレゴールで勝ったホームのガンバ戦よりははるかにいい試合だったのも事実。1年、2年たった時にどちらのサッカーの方が進歩しているかは明白なのだが、いつまで1,2年後の事を言ってられるのかって問題も有る。まだまだ正念場だ。